WordPressプラグインとはなにか
WordPressはプラグインと呼ばれる拡張機能によって、新しい機能を追加することができます。たとえば、Contact Form 7というプラグインは、WordPressにメールフォームを追加します。
代表的なプラグインには次のようなものがあります。
- JetPack
Automatticが提供するプラグイン。セキュリティ、シェアボタン、バックアップ、アクセス解析などのWebサイト運営に必要なものが一通り揃う。有料プランを購入することでできることが増える。 - bbPress
WordPressサイトにフォーラム(掲示板)を追加するプラグイン。 - WooCommerce
WordPressをECサイトにするプラグイン。 - All-in-One WP Migration
WordPressを引越し(マイグレーション)するときに利用するプラグイン。 - Google XML Sitemaps
Google XML Sitemapを生成するプラグイン。 - WP Super Cache
キャッシュ機構を使ってWordPressの表示を早くするプラグイン。
このように、プラグインには高機能なものからシンプルなものまで多岐に渡ります。WooCommerceやbbPressは、機能をさらに追加するプラグインも出ており、たとえばWooCommerceにStripe決済を追加するプラグインなどが存在します。また、ホスティング会社(レンタルサーバーなど)によっては、専用のプラグインをリリースしているところもあります。
プラグインの配布場所
プラグインは様々な場所で配布されています。
公式ディレクトリ
WordPress.orgのプラグインディレクトリは公式のものとされており、プラグインチームによるチェックを受けてからリリースされています。
公式ディレクトリの特徴は以下の通りです。
- ライセンスがWordPressに準拠している。
- WordPressのダッシュボードからインストール・更新ができる。
- セキュリティ上の問題やマルウェアの混入などがあった場合は掲載が取りやめになる。したがって、長い間掲載されているプラグインは安全性が高い。
マーケットプレース
このKunoichi マーケットもそうですが、WordPressプラグイン・テーマを販売しているマーケットプレースが存在します。
代表的なものとして、以下のようなサイトが挙げられます。
マーケットプレースには様々な特徴があります。オープン時期、商品数、WordPressへの貢献度などなど。多くのマーケットプレースは善意の元に運営されていますが、中にはライセンス違反をしているサイトもありますので、注意して購入しましょう。レビュー数や販売実績などが安全性の基準になります。
個別販売
個人または企業がプラグイン専用販売サイトを用意しているケースも多くあります。たとえばEasy Digital Downloadsというプラグインは、公式ディレクトリでも配布されていますが、その機能拡張版がプロバージョンとして販売されています。
こうしたプラグインもマーケットプレース同様、質の高いものから低いものまで玉石混交です。マーケットプレースと同様の点に注意して選びましょう。
非公式プラグインのアップデート
公式プラグインの利点は、WordPressのアップデートシステムと連携していることで、ワンクリックで更新することができます。一方、非公式プラグインはケースバイケースで、自らSFTPツールなどを利用してアップロードする必要があります。
アップデーターが付属しているプラグインは、アップデーターを利用して専門知識なくプラグインを更新することができます。